これはそれぞれ色んな形があるのではないかと思っていますが、これまで接点を取らせて頂いた方のその後を追っているわけではありませんし、むしろ一期一会という形できたわけですけど、皆が皆いわゆる“三次元的な”良縁関係を保たれているわけではないように思います。
それはその関係が本物のものではないとか、まだ自分の魂が成長過程にあるためとか、個々の事情もあろうかと思います。
でもおそらく多くの方が望んでいることに、例えば‟結婚“であるとか、そういう契約は結ばずともパートナーとして暮らしていきたいというお気持ちはあるだろうと思います。その気持ち自体自然なものであると思うし、でもその願いにまだ到達していないという方が少なからずいらっしゃるだろうと思います。
これは“宇宙の真理”に従って考えると、三次元的な共同生活というのはその一部であって全体ではない、故にそのプライオリティー自体はさほど高いものではないだろうと思います。そもそもこの物理次元でツインソウルが出逢うこと自体極めて珍しいと言われていますし、片割れはどこか別次元の世界に存在し、そこから常時サポートしている例も多いと聞いています。
そうまでしてツインソウルが関係を取り合う真の目的というのは、お互いの意識状態を究極まで引き上げていくこと、これに尽きるのではないかと思います。
人間がその霊的な神聖さを失い、肉体の意識に引きずられるようになって以降、長い時間と葛藤の中で再び意識の上昇を果たしつつあります。野性的な本能重視の暮らしから文明の発展と共に進む権威主義の台頭、その軋轢の中から生まれる平和、平等志向、幾つもの破壊と創造の過程で生み出された多様性への理解と持続可能な世界への希求・・・
そして最終的に人間が到達すべき意識のステージとは、“全体性の包括”、あらゆる事象を全て統合し、宇宙の真理に同一化していくことではないかと考えます。そうすれば今の地球上で起こっている全ての問題は解決してしまうことでしょう。
でも今現在そのような意識レベルに達している人は全人口のわずか0.1%、勢力としても1%に過ぎないと言われています。つまりまだこの物理次元では殆ど影響力がないということですね。でもその0.1%を10%、20%としていけるのは私たち自身に他なりません。
そしてその一員となった時に分かることがあるでしょう。
それは葛藤を積んでいる状態の時も決して悪いものではないということ。(むしろ愛おしいという感覚の方が勝るでしょう)
それがいわゆる‟全体性”=全てを包み込む、ということになるのではないでしょうか。この段階になると善と悪の判断はおろか、前進と停滞の区別さえつかないようになるでしょう。
でもその混沌の中でしっかりと意識を保っていられるようになるが故、いつでも自らの内に歓びを見出すことが出来るようになるでしょう。つまり“創造性”というものを獲得するようになっていくのですね。
その時にはきっと魂の片割れとの分離感というものは感じないものになっているでしょう。そういう状態を最終的に求めていくのではないかと思っています。
その過程が個々に固有のものであるからこそ大切に、今を生きて欲しいと思います。
Comments